子供がいるケースに比べ、いくらかハードルの下がる子なし夫婦の離婚。

それでも離婚準備には最低1年はかかるものと言われています。

新しい生活を気持ちよくスタート出来るよう、きちんと準備してあわてる事のないようにしたいですよね。

子なし夫婦が離婚する際、準備は何をしたらいいのでしょうか。

また、「苗字は旧姓に戻すべきかどうか」と「戸籍の選択肢」についての疑問も解決して行きましょう。

女性の離婚準備。子供なしの場合は何をすればいいの?


子なし女性の場合、離婚に向けた準備は大きく分けて次の3つです。

1つは、離婚後の為に経済力をつける事。

正社員として働いている方はいいですが、専業主婦やパートの方は、どうやって生計を立てて行くのかしっかりと考え、準備していく必要があります。

仕事の目星をつけたり、実家の援助は得られるのかなど、念入りに見て行きます。

まずは自分1人の名義の口座を用意し、離婚費用や当面の生活費、実家に戻らない場合は住居にかかるお金などもきちんと計算し、離婚前に貯めておきましょう

2つめは、財産分与について把握する事。

分与の対象となる夫婦共同名義の口座などはもちろん、意外と見落としがちなのが住宅ローン

共同名義の場合、その家をどうするのか。

売る場合、不動産屋に離婚が原因だと悟られないようにしないと、足元を見られて買いたたかれるなんて事もあるようです。

きちんと調べ、夫とも前もって話し合っておきましょう。

3つめは、相手に非がある場合の証拠集め

浮気やセックスレスなど、相手に非があって裁判をしたり慰謝料を請求する場合、しっかりした証拠を集める事が重要になります。

夫に気付かれて隠蔽されたりしないよう、慎重に行動してくださいね。

子供なし夫婦の離婚…苗字はそのまま?戻す?


離婚が成立すると、通常は旧姓に戻る事になります。

ただし離婚から3か月以内に手続きをすれば、そのまま夫の姓を名乗る事も可能です。

苗字をそのままにするメリットは、何と言っても必要な手続きがぐっと減るという事。

仕事や身分証、銀行など、結婚の時に行ったありとあらゆる名前変更の手続きや不便をもう一度味わう必要がなくなります。

ただでさえ体力を使う離婚のプロセス、出来るだけ手間は減らしたいですよね。

でも苗字を戻さないのにはデメリットもあります。

再婚を考えている場合、いつまでも元夫の苗字を名乗っている事を気にする人は意外と多いもの。

本人は気にしなくても、相手の親が難色を示すことも。

また、万が一、2度目の離婚…という事になった場合、名乗る苗字の選択肢は「1人目の夫の苗字」か「2人目の夫の苗字」のみ

自分の旧姓に戻したくても戻せなくなってしまう事にも注意が必要です。

少し面倒ですが、再婚を考えている場合は旧姓に戻しておいた方が良さそう。

子供なしで離婚する場合、戸籍はどうする?


結婚して夫が筆頭者となった戸籍に入った妻が離婚する場合、選択肢は以下の3つあります。

  • 結婚前の戸籍に戻る
  • 自分が筆頭者として旧姓で戸籍を作る
  • 自分が筆頭者として夫の苗字で戸籍を作る

  • 結婚前の親の戸籍に戻るのが一般的で、これは自動的に手続きがなされます。

    2番目は、子ありの離婚で子供と同じ戸籍に入りたい場合の選択肢として使われますが、子なしでも親と死別していたりして婚前の戸籍に戻る事が出来ない場合、こちらになります。

    3番目は、離婚後も夫の苗字を名乗りたい場合の選択肢となります。

    ちなみに、どのケースも本籍を別の市区町村に変える事で新しい戸籍に離婚歴が載らなくなるそうです。

    ただしこれは離婚歴そのものが消えるわけでなく、新しい戸籍に記される「どこから籍を移したか」という情報を元に除籍謄本を取ればそこから離婚歴は確認できます。

    除籍しても情報は80年保管されるそうなので、完全に離婚歴を消すことは不可能ですね。

    まとめ

    • 離婚準備は時間をかけてしっかり行う
    • 経済力・財産分与・証拠集めをしっかり
    • 再婚を考えている場合は、面倒でも旧姓に戻すのがオススメ
    • 戸籍は親元に戻る他に、自分が筆頭者の新戸籍の作成も可能

    子供がいなくても、女性、特に専業主婦の離婚にはしっかりした準備が必要です。

    その後の人生を左右する一大事。

    感情に任せて勢いで離婚をしたら、仕事もなく極貧生活…なんて恐ろしい事もありえます。

    自分の事・今後の生活の事を第一に考え、冷静に着々と準備を進めていきましょう。

    可能なら弁護士さんなど、プロの方から助言を頂くのも安心です。