離婚して子供の親権を取った場合に悩むのが、子供の苗字ですよね。

親の都合で離婚をして、多かれ少なかれ傷つけてしまっている子供に追い打ちをかける苗字の問題。

変化を最小限にするためにも苗字は変えない方がいい?それとも後々の為にも変えた方がいいのでしょうか。

いざ変えると決めた時はどんな風に手続きをすればいいのか、またその後の学校への連絡はどうしたらいいのかについてもまとめたので参考にしてくださいね。

離婚で子供の苗字の変更はするべき?しないべき?


離婚の際は財産分与などの条件面で頭がいっぱいになりがちですが、自分と子供の苗字をどうするかもしっかり決めておく必要があります。

離婚後の親子の苗字は3パターン。

  • 自分だけ婚前の姓に戻り、子供はそのまま(手続きの必要なし、子供は夫の戸籍に残る)
  • 自分は婚前の姓に戻り、子供も自分の姓に変更する(自分の旧姓で戸籍を作り、子供を入籍させる)
  • 自分も子供もそのまま夫の姓を使う(夫の姓で自分の戸籍を作り、子供を入籍させる)

  • 離婚後も夫の姓を名乗る事に抵抗がなければ、最後の選択肢が子供にとっては一番楽だと思います。

    でも「夫の旧姓なんて名乗りたくない!」という場合、子供の苗字はそのままか一緒に変えるか、どちらがいいのでしょうか?

    子供が学生のうちは親権者として色々な書類に記名しますし、その際に苗字が違う事で子供が気にしてしまったり、提出先から「親権者は元夫なのでは?」と聞かれてしまう事もあるようです。

    特殊な事情がない限り、親権者と同じ苗字に変えるのが自然でしょう。

    離婚で子供の苗字変更をする場合の役所への手続きは?


    離婚した場合、妻が夫の戸籍から外れて旧姓に戻るケースが一般的ですが、何も手続きをしないと親権が母親の側であっても子供はそのまま夫の戸籍に残る事になります。

    そうなると一緒に暮らす母子で苗字が違う事になりますし、子供を自分の戸籍に入れたいと思うのは自然な事。

    この手続きには少々手間がかかり、まずは子の氏の変更許可の申立」という物を裁判所に提出して認めてもらう事が必要となります。

    この申立自体は、母親に親権がある場合はほぼ通ります。

    その後で裁判所に許可をもらった証明となる審判書謄本」を持って役所へ行き、母親の戸籍に子供を入れる「入籍届」を提出する事で晴れて母子が同じ戸籍に入る事が出来ます。

    (同時に自分や子供の戸籍謄本などを提出する必要があります。お住まいの自治体に必要書類を確認して下さいね。)

    ちなみに、離婚して自分の親の戸籍に戻っている場合は、まず「分籍届」を出して自分を筆頭者とした戸籍を作る必要がありますよ。(1つの戸籍に親子3代は入れません。)

    離婚で子供の苗字変更…学校への連絡は?


    上の手続きで無事子供の苗字の変更が完了したあとは、子供の通う学校への連絡が必要になります。

    自治体にもよりますが公立の場合は役所から親権者の変更として連絡が行く場合が多く、隠し通すのは無理なよう。

    役所からすぐに連絡が行かないケースであっても、小学校から中学校に進学する際には書類の交換があります。

    役所の通知で書類を作成する中学校側(新姓)と手持ちの情報で書類を作成する小学校側(旧姓)とで食い違いがあり、気まずい思いをする事になるかも。

    何より子供の心理面のフォローをしてもらう目的でも担任の先生には早めに離婚を伝えた方がいいですし、その流れで苗字の変更も伝えましょう。

    書類上の苗字が変わっても、学校生活では以前の苗字を通称として使う配慮をしてくれるケースが殆どです。

    筆者が小・中学生の時も、親の離婚で苗字が変わったものの学校では旧姓のままの友人達がいましたが、本人から話を聞くまで全く気が付きませんでした。

    学校側はこういった事には慣れているので、気にせずにお願いをしましょう。

    まとめ

    • 親権者と子供は同じ苗字の方が都合がいい。
    • 子供の苗字変更は裁判所での手続きの必要あり。お住まいの自治体に確認を。
    • 学校には通称として以前の苗字を名乗る相談を。

    離婚時の子供の苗字の変更について、参考になったでしょうか。

    ただでさえ離婚と言う大きな変化を子供に強いる中で、さらに名前が変わるという事に胸が痛くなる方も多いかもしれません。

    ですが今どきはそういった事でからかわれる事がないよう通称で配慮してくれる学校が殆どです。

    やはり親権者と子供は同じ苗字が色々とスムーズですし、お子さまにも説明して理解してもらって下さいね。