親権の獲得、離婚届の提出、新居への引っ越し、そして子供の戸籍や転校手続き等…。

離婚が成立しても、まだまだ頭の痛い問題はいくつも残りますね。

子供を抱えて離婚することが決まった場合には、父親に子供を会わせることも考えなくてはなりません。

特に離婚協議が長引き、相手の顔を二度と見たくない心境にある人にとって、父子の面会は考えたくもないことでしょう。

しかし、親と子には会う権利というものがあります。

具体的には「面会交流権」というものが民放で明確に認められているのです。

協議離婚、調停離婚、裁判離婚に関わらず、親と子には交流する権利が与えられていることを知っておきましょう。

『離婚後の子供との面会問題』場所はどうするのか


次に、子供と父親を会わせる場合、どこで面会すれば良いのかを考えましょう。

基本的に面会交流権とは、子供にとっての利益を最優先にすることを考慮し定められたものです。

したがって、その子の年齢や置かれている状況によって、会う場所や時間帯等も柔軟に考えるべきものです。

父親と子供のこれまでの関係もありますし、どの程度離れて暮らしているかということも加味しなければなりません。

家庭ごとに環境は違いますので、面会の仕方も場所も家庭によって違うということです。

子供がある程度大きければ、自分で交通機関を利用して父親の家に会いに行くという選択をすることもあります。

逆にまだ子供が小さければ、父親が元妻の自宅方面まで迎えに来て外で会うという方法を取っているようです。

何時間位の時間、父親に子供を会わせるのかについても様々なのです。

『離婚後の子供との面会問題』父親が遠方で暮らす場合は…


では、父親と子供が遠方で暮らしている場合にはどうすれば良いのでしょうか。

先に述べました通り、この問題についても子供の年齢等様々な家庭事情によって千差万別と言えるでしょう。

子供が自由に自分の意志で動ける年齢に達していれば、父親の家に行くこともできます。

また、父親と自分の家との中間地点で会うことも叶いますね。

但し「親権」を持っているのは飽くまでも母親です。

遠くまで出かけるのは危険と判断した場合や、学業や部活に差し障るほど長期間会う等という行為を止めるのは親の役割です。

「面会交流権」は第一に子供の幸せ、安全面を守るために使うべき権利なのです。

親権は、子供が満20歳になるまで保障されています。

後々にトラブルにならないよう、元夫とも、そして子供とも、どのように面会するかを話し合いながら決めていくことをお勧めします。

『離婚後の子供との面会問題』泊りでの面会もありなのか


多くの家庭では、面会の仕方を柔軟にそして段階的に変えていきます。

離婚直後は面会時間を短くし、子供に慣れてもらうことが大切という考え方に基づきます。

また、離婚直後は元夫と会わせたくないという心情も働きやすいので、そういった面でも短時間の方が良いと言えるでしょう。

子供の年齢にもよりますが、面会に慣れてきたら少しずつ時間を延ばし、1日中会わせるという方法に切り替えれば良いのです。

また、親と子の関係が良好であれば、宿泊を伴って会うこともあります。

もちろん子供が幼ければ別ですが、ある程度の年齢になっていれば父親の家に泊まらせることは少なくありません。

中には、父親の家に泊まるばかりでなく、父と子供とで旅行に出かけることを認知している母親もいます。

行為の一つ一つは、「何がその子にとって有益であり幸せか」という基準で判断して決めましょう。

まとめ

  • 面会の頻度や時間は、それぞれの家庭事情に合わせて定めるものである。
  • 面会交流権は子供が20歳になるまで認められている。
  • 子供との関係を良好に築き、元妻の合意を取り、宿泊を伴って面会する親子もいる。

最後に、面会交流権は全ての親子に認められるとは限らないことも、押さえておきます。

例えば子供本人が自分の意思で、会うことを拒否している場合や、過去に子供に暴力を振るっていた等があります。

こういうケースでは面会交流が制限されます。

子供にとって利益がない、子供が父親に会うことがマイナスであれば、会う権利はないとの判断ができます。

なお、調停や審判(裁判)で離婚した場合は、家庭裁判所調査官が父子の関係を調査します。

面会する場合についても、交流方法を決めてから試行していくという方法が取られることになります。