離婚した場合に、まずは実家に身を寄せると考えている方もおられると思います。

実家に住むのが一時的なのか、それともそのまま同居を続けるのかによって、支給される母子手当の額が変わってきます。

ここでは実家で同居した場合の母子手当について説明していきます。

実家で生活する場合の母子手当


実家で生活している場合は、母親の収入が低くても母子手当が支給されないケースが多いようです。

その理由は、家賃がいらない、家具や家電を新たに購入する必要がないなど、実家の援助を受けていると想定されるからです。

実家に住んでいる以上世帯や生計を別にしていても、同一の家で生活していると、同居の兄弟や親の所得によりフォローされることもあるという考えもあります。

子供を連れて新しい住まいを用意するとなると賃貸の場合でも、敷金、礼金、月々の家賃のほかにも新しい家具や家電の購入が必要になり、かなりのお金がかかりますが、実家にいる限りはそのお金が最低限に抑えられることも母子手当が支給されない理由の一つです。

しかし、一概に実家に住むと必ず母子手当の支給対象から外れてしまうわけではありません。

実家に住む場合には、どのような時に母子手当の支給対象から外れてしまうのかをきちんと調べておきましょう。

親と同居しても母子手当は支給される?


一般的に実家に住み、親などと生活していると母子手当は支給されません。

しかし、申請時に受付をする担当者によって母子手当の支給の可否の条件が微妙に異なる場合があります。

ある担当者の場合には支給が認められなくても、別の担当者の時には同様の条件でも支給が認められるなどというケースもまれに存在します。

また、玄関が別の2世帯住宅でも、別世帯と認められない場合もありますが、水道のメーターが別々になっていると母子手当が支給されやすくなるといわれています。

水道は市区町村が管理するため、自治体で生計の分離が把握しやすいというのがその理由です。

また、実家で同居していても、同居家族の収入が少ない場合には母子手当の支給対象となります。

家族内で一番多く収入がある人を基準として、母子手当の支給条件をクリアすれば、母子手当の支給の対象となります。

実家で同居だからと母子手当をあきらめることをせずに、もう一度支給条件をしっかりと確認してみましょう。

母子手当の所得制限とは?


母子手当の支給を受ける条件として、収入が一定以下でなければいけないという条件があります。

母子手当を受けるための所得の上限は、母親が世帯主であることを条件に、扶養者の人数によって変わってきます。

実家に同居し、親などを母子家庭の母の扶養に入れることで、母子手当を受けることができるケースがあります。

同居の家族を不要に入れる条件は、扶養に入る家族が母子家庭の母親と生計を同じにしており、かつ年間の所得の合計が38万円(給与のみの収入の場合は103万円)以下であることなどが条件になります。

しかし、子供の祖父母や父母、子供の兄弟などが所得制限以上の収入を得ている場合には母子手当の支給対象にはならないので注意が必要です。

子供と扶養家族の人数により、所得制限の額は変わってくるので、お住まいの自治体の窓口に問い合わせてみることをおすすめします。

まとめ

  • 実家暮らしでは基本的に母子手当は受けられない
  • 水道のメーターなどで生計の分離が確認されると支給される場合もある
  • 実家で同居する人の所得によっては母子手当が受給できる

ここでは実家で暮らす場合に母子手当を受給できるかどうかについて説明してきました。

原則として実家暮らしでは母子手当の受給を受けることはできませんが、実家の建物のつくりや、同居している人の収入によっては受給対象となることもあるので、一度自治体の窓口に相談してみましょう。