親権を持って離婚をする女性にとって、お金の確保は切実な問題です。

子供を抱えていれば、思ったように働くことが難しいものです。

無理を続ければ、やがては体力的にも精神的にも追い込まれていきます。

シングルマザーになったら、まずは元夫からの養育費をきちんと受け取ることが必要でしょう。

また、母子手当(母子家庭手当)とも言われる、「児童扶養手当」をしっかりもらうことも大切です。

一人で働きながら家事をし、子育てもしていくというのは、想像以上に大変なことです。

もらえるお金はできる限りもらうようにしたいものですね。

今回は特に、児童扶養手当の申請方法について焦点を絞ってご説明していきます。

『離婚準備の進め方』児童扶養手当についての基礎知識


「児童扶養手当(母子手当)」とは、一人親家庭の子供のために支給される手当のことです。

親の離婚や未婚出産等の家庭の子に対し、親の収入に応じて手当を支給する「国の制度」です。

受け取れる金額や条件は、細かく定められています。

「もう少し経済的に余裕があったらな…」「習い事もさせられない…」という状況にならないためにも、まずは市町村の役所に問い合わせることが必要です。

なお、2010年に発表された統計では、全国でシングルマザーは123万世帯もいます。

そして、平均年収は300万円に満たず、20%の母親は就業できないままとなっています。

父親がいる家庭に比べて体力的に大変なのは当然ですが、子供の貧困は何としても避けたいものですね。

まずは児童扶養手当の申請をしっかり出すこと、そして他の支援制度についても調べるようにしましょう。

子供を育てながら生きることを選択した女性にとって、「児童扶養手当」は頼みの綱です。

児童扶養手当を申請するにあたっての必要書類等


■児童扶養手当の申請にあたり必要な持参物
  • 請求者(母親)と子供の戸籍謄本
  • 請求者と子供が含まれる世帯全員の住民票の写し(続柄・本籍が記載されているもの)
  • 年金手帳
  • 印鑑
  • 請求者と子供が含まれる世帯全員の個人番号カード等

※外国籍の場合は、受給資格に関する事実を明らかにする書類が必要になる等、世帯の状況によって別途書類が必要になることがあります。

児童扶養手当の申請手続きの仕方


児童扶養手当を受給したい場合は、住民登録をしている市町村の役所で手続きをしなければなりません。

たいていは、役所内の福祉課や子供支援センターの窓口が受け付けています。

申請の際に必要な持参物は上述の通りですので、忘れ物のないようにしましょう。

手続きに向けていくつか注意点がありますので、以下にまとめます。

■児童扶養手当申請の注意点
  • 預金通帳は必ず請求者本人の名義のものを持参すること。
  • シャチハタは受理されないので、朱肉を使用するタイプの印鑑が必要である。
  • 必ず自分で申請に行くこと(代理人申請は認められていない)。
  • 世帯の状況によって他にも書類が必要になる場合がある。

なお、認定を受ければ認定請求(申請)をした翌月分から児童扶養手当は支給されます。

まとめ

  • 児童扶養手当とは一人親世帯の子供を国が支援するためのものである。
  • 児童扶養手当の申請は必ず本人が行くことが求められている。
  • 持参物が多いので、内容をしっかり把握しておくこと。
  • 手続きは住民票を登録している市町村で行なうこと。

夫と離婚し、シングルマザー生活が始まっても、自動的に国からの支援が始まることはありません。

児童扶養手当についてよくわからないからという理由で、申請を出さずそのままにしている家庭もあります。

親の離婚のせいで子供が貧しい思いを強いられたり、生活必需品を我慢したりすることのないようにしたいものです。

どんな子供にも幸せになる権利があります。

そして、シングルマザーになったあなたには、まわりから支援を受ける権利があるのです。

ためらわず、もらえるものはしっかりもらえるよう、知識を身につけ行動に移していきましょう。