シングルとなった親が子供を抱えて生活していくというのは、大変なことです。

もっと働きたいという気持ちがあっても、子供を育てながらという条件の下ではすぐに限界がきてしまいます。

一人で子育てをしながらの取り組みは、何ごとも思うようにはいかないものです。

しかし、子供に服を買ってあげられない、習いごともさせてやれないといった辛い思いを強いるのは避けたいですね。

そういった家庭を補助するために、児童扶養手当というものがあります。

今回は児童扶養手当の支給額等について見てみましょう。

児童扶養手当の相場はいくら位なの?


児童扶養手当制度とは、離婚、死別、未婚が理由で、一人親が子育てをしている世帯を支援するための国の制度です。

別の言い方で、「母子手当」と表現することもあります。

平成29年4月以降の子供1人あたりの支給額は、全額支給された場合で月額42,290円です。

但し、支給額は家庭の所得状況に応じて計算されますので、全世帯が一律同じ金額ということではありません。

また、子供2人なら2倍になるということでもありません。

子供が複数いる場合、2人目以降は「加算」という考え方に基づいて支給されます。

詳しくはこの後でご説明させていただきますが、児童扶養手当とは1人目の子供への手当が基本になっています。

児童扶養手当の計算方法とは


児童扶養手当とは、一人親で子育てをしている全世帯に一律に支払われるというものではありません。

また、手当の支給額は数年に一度見直されることがあり、最近では平成29年4月にも見直されました。

児童扶養手当は、1人目の子供に対しての手当を「基本」としています。

子供が複数いる場合、2人目、3人目の子供に対する手当は「加算する」という方法になります。

なお、児童扶養手当の計算式は単純なものではありませんので、以下の「最大の支給額」はあくまでも一つの参考としてご覧ください。

第2子:月額最大9,900円、第3子:月額最大5,990円

※平成28年全国消費者物価指数の実績値の変動(対前年比▲0.1%)により、平成29年度児童扶養手当額については、0.1%の引き下げとなりました。

■対象児童が3人いる世帯の児童扶養手当(全額支払われた場合)
  • 1人目:月額42,290円
  • 2人目:月額最大で9,900円
  • 3人目:月額最大で5,990円

正式な計算式が知りたいという方は、「児童扶養手当支給額シミュレーション」をパソコンやスマホで検索してみましょう。

ご自分の所得であるといくら位の手当がもらえるかが計算できます。

注意点は、所得には仕事の給与だけでなく、夫からの養育費も入ることです。

所得が一定額を超えていれば、受給対象外になる、または減額対象になることを知っておきましょう。

児童扶養手当の支給月


児童手当とは、離婚成立後に必要な申請をし、受給対象者として認められれば、その月の翌月分から支払われます。

児童扶養手当の申請を出した月の「翌月からの計算」になるのが原則です。

但し、児童扶養手当とは毎月支給されるものではありません。

児童扶養手当の支給月
  • 4月:12~3月分
  • 8月:4~7月分
  • 12月:8~11月分

支給方法は指定の預金口座(貯金口座)への振り込みとなります。

児童扶養手当の申請をする際、あらかじめ振込先の口座番号と印鑑が求められます。

まとめ

  • 児童扶養手当は一人親世帯が一律もらえるものではない。
  • 児童扶養手当は1人目の子供に対して基本額を、2人目以降はプラスで支払われる。
  • 所得によっては減額、または受給対象外とみなされることがある。
  • 児童扶養手当の所得には、給与だけでなく養育費も含まれる。

児童扶養手当とは、一人親の家庭の子供が育っていくための国からの支給手当です。

子供が幸せに暮らしていけるよう、貧困を防ぐという考えに基づき支払われます。

所得がある一定を超えていて、裕福である、または充分生活が成り立つと判断されれば、手当は支給されません。

ただ、シングルマザー世帯の生活が困窮を極めていることが多いのは事実です。

1人でも多くの貧困児童を救うため、この制度はあります。

これから離婚を考える女性、すでに離婚したが、まだ児童扶養手当の申請をしていない女性は、1日も早く最寄りの役所に問い合わせましょう。

離婚成立後に申請すれば、翌月から支給対象となります。