「離婚したら名義変更した方がいいのはなんとなくわかるけど、手続きがめんどくさそう…。」

「お金もかかるのかなぁ…。」

なんて思って名義変更をためらうのは絶対いけません。

確かに面倒な手続きではありますが、将来の自分たちの為にも、トラブルの元はしっかり離婚の時点で断ち切っておきましょう。

以下では名義変更しないとどんなデメリットがあるのか、名義変更の手続きのおおまかな流れと費用を見て行きます。

離婚の時にマンションの名義変更をすべき理由


「マンションの名義変更はなんだかよく分からないし、夫婦で納得していれば実害もなさそうだからそのまま…。」

なんて人は要注意です。

離婚後のトラブルで非常に多いのが不動産関係だそうです。

額が大きいだけにトラブルが起きた時のダメージは絶大です。

財産分与でマンションを手に入れたと思っていたのに、名義変更をしなかったせいで問題になったケースはあちこちにあふれているんですよ。

法律上は、「名義人=所有権を持つ人」。

口約束では何も保証されません。

そうそうないとは思いますが、最悪の場合別れた夫に勝手に家を売られて、ある日突然家を追い出されても文句が言えないくらい、弱い立場なんです。

また、別れた夫婦の連絡は最小限のものになります。

何年も連絡を取らず、いざ家を売りたくなった時に相手の同意が必要なのに連絡が付かない…なんて話。

後でトラブルに悩まされないように、離婚するタイミングで問題の芽を摘み取っておきましょう

離婚時のマンションの名義変更の手続きの流れ


まず、離婚による財産分与として不動産の名義の変更をするには、離婚届が提出済みである必要があります

その後の手続きは自分でしようと思えば不可能ではないですが、沢山の書類や確認事項があり、正確に行うのは至難の業。

なので一般的には司法書士の方にお願いすることになると思います。

おおまかな流れは以下の通り。

  • まずは不動産登記を取得して現状を確認
  • 司法書士の指示に従って必要書類を集める(固定資産評価証明書、住民票、印鑑証明書、身分証明書など)
  • 譲渡する側・される側に司法書士が確認を取り、書類に捺印
  • 司法書士が法務局に登記申請
  • 司法書士が登記完了の確認
  • 完了書類の引き渡し

  • 申請にかかる期間は、大体1週間~10日見ておくといいようです。

    上はごく基本的な流れなので、状況によって必要書類がぐっと多くなったり、手数が増える可能性もあります。

    まずは司法書士に相談する所から始めましょう。

    離婚時のマンションの名義変更にかかる費用


    一般的にマンションの名義変更をする時にかかる費用は以下の3つです。

  • 司法書士の方への支払い(約5万~8万程度)
  • 登録免許税(資産価値の2%)
  • 事務手続きにかかるお金(数千円)

  • また、前提としてローンの返済が終わっている必要がある事にも注意が必要です。

    ローンの残ったまま名義変更をしてしまうと銀行との契約違反になります。

    銀行に伝わった時に最悪ローンの一括返済を求められたり、抵当権を行使して競売にかけられたりする可能性がありますよ。

    (実際にはそこまでされる事は少ないですが、されても文句は言えません。)

    よってローンが残った段階で名義変更したい場合はローンの残高の用意も必要です。

    銀行によっては借り換えなどでローンを維持させてくれる場合もありますが、基本的には難しいと思っておいてくださいね。

    まとめ

    • 名義を変更せずに放置するのは、絶対ダメ!
    • 名義変更のルールは複雑なので、司法書士に頼むのが一般的
    • 名義変更にかかる基本的なお金は、司法書士への支払いと登録免許税
    • ローンが残ったままでは基本的に名義変更出来ないので注意

    司法書士に支払うお金や、登録免許税などがかかり、安い手続きではないのが不動産の名義変更。

    「お互いが納得していればいいかな…」と後回しにしてしまいがちですが、離婚した夫婦は他人ですし責任もありません。

    時間が経てば経つほど、協力は得られにくくなるものです。

    後々のトラブルで頭を抱えないためにも、離婚した勢いで名義変更も済ませてしまうのが一番です。