離婚における大きな悩みの一つが転居先です。

特に子供を抱えているシングルマザーの場合は、家賃にあてられる金額も限られています。

今後の自分の仕事や子供たちの通学を考慮し、利便性も考慮する必要があります。

離婚の協議が続いている段階から、同時並行で住宅探しをするシングルマザーも少なくありません。

また、離婚直後は実家の力を頼って同居し、何年か経ってから実家近くのアパートに入居するという段階的な計画を立てる人もいます。

今回は、離婚後の新居をどこにするかということに焦点を絞って考えてみます。

『シングルマザーの住宅事情』選択肢は?


■シングルマザーの住居選びの参考例
  • 実家の両親と同居する。
  • 賃貸住宅を借りる。
  • 結婚当時から暮らしていた家にそのまま住む。

あるアンケートによると、離婚後に母子が暮らす場所として実家を選んだシングルマザーは4割に上っています。

中には、結婚当時から暮らしてきた家に母子がそのまま住み、夫に出て行ってもらう方法を取る人もいます。

引っ越しを伴わない離婚であれば、子供たちにとっては環境の変化がないという点で、安心感があります。

但し、ある日を境に母親がシングルになれば、馴染みのご近所さんの中ではどうしても目立ってしまいます。

思い切って心機一転して将来を目指したい人は、実家に頼らず、これまで暮らしてきた家からも離れるという選択をするのでしょう。

シングルマザーが実家で暮らすメリットとデメリット


離婚後の母子が暮らす場所に実家を選んだ場合、最も安心な点は大人の数が多い点でしょう。

一人で仕事をしながら子供の面倒を全て自分で背負うことは想像以上に大変なことです。

祖父母の力を借りることができれば家事を分担することもできます。

また、両親の離婚で淋しい思いをしている子供たちにとって、精神的な味方になってくれることも期待できるでしょう。

但し、実家で暮らすことにはデメリットもあります。

実家暮らしの場合は、一人親だけで子育てしている場合と違い、家族の所得が高くなってしまう点です。

一人親世帯に支給される「児童扶養手当」は、母親だけでなく同居家族全員の所得も合わせて金額が決定されます。

両親とシングルマザー双方の所得から審査した際、「児童扶養手当」の受給資格なしと決定されることが多々あるのです。

賃貸住宅を選ぶシングルマザー


子供を抱えての住居選びには、『自分自身の仕事場』と『子供の学校や保育園』から通いやすいかどうかという2つの観点で考える必要がありますね。

また、駅やバスの停留所、医療機関やスーパー等が近くにあるか否かといった点も、子育てをしていく上では大切な視点です。

なお、シングルマザーが支払っている家賃の額は、貯金額や給与によって様々です。

公営住宅であれば月額4万円以下の物件もありますし、空きがあれば母子家庭を優先してくれるところが多い点が利点です。

最も標準的な一人親世帯の事情は、民間の「賃貸住宅」を借り、家賃はおおむね6万円までを選択しているようです。

さらに、預貯金があったり所得が多い世帯では家賃の高い住宅に入ることもありますし、持ち家を購入する人もいます。

まとめ

  • 離婚後の住居として実家を選ぶシングルマザーは多い。
  • 一度は実家を選び、その後自立するという選択の仕方もある。
  • 民営の賃貸住宅としては家賃が6万円以下のものがシングルマザーには需要が高い。
  • 家賃が安い公営住宅という選択肢もある。

家賃が占める金額が生活費の中で大きくなってしまうと、子供の教育費が圧迫されてしまいます。

当然ながら食費や光熱費等の支払いも苦しくなりますね。

様々な観点で考えたときに、実家暮らしを選択するシングルマザーが多いのが現在の日本の実情です。

自立して生活する場合であっても、給与だけに頼るのではなく、様々な手当に頼りながらやりくりしているようです。