日本の離婚率は増加の一途をたどっています。

子供がまだ幼いことから離婚を踏みとどまる人もいますが、シングルマザーは増え続けています。

中には、複数の子供を背負ってでも自立して生きていくことを選択している女性もいます。

特に、夫の不貞行為を許せないと考える女性は多いようです。

ここでは、夫の不貞行為が原因で離婚をする場合の準備について取り上げます。

「離婚問題」キスは不貞行為として認められる?


妻が夫に浮気の気配を感じることとしては、概ね以下のケースが挙げられます。

■浮気の気配が感じられる夫の行動
  • 帰宅が遅い日が増えた。
  • 休日出勤が増えた。
  • 出張が増えた。
  • 携帯電話を肌身離さず持つ。
  • 携帯電話の着信を気にする。
  • 夫の携帯電話を見てみたら、同じ女性からのメールやLINEの送信が多く見られた。

しかし、いくら妻が「火のない所に煙は立たぬ」の考えに基づき浮気を確信しても、怪しいだけでは手の打ちようがありません。

仮に、夫が他の異性と腕を組んで歩いたり、キスをしている現場を見たとしても、不貞行為とは認めてもらえないのが現実です。

裁判所では「配偶者のある者が、配偶者以外の異性と自由意思に基づき、性的な関係を持つこと」を不貞行為として定義づけしているのです。

「夫の不貞行為」慰謝料の相場


では、夫の不貞行為に対する慰謝料はどのように計算されるのでしょうか。

裁判所が考慮する点を以下にまとめます。

■夫の不貞行為に対する慰謝料で考慮する点
  • 不貞行為が発覚するまでは夫婦関係は良好だったのか否か。
  • 夫婦の婚姻関係の年数の長さ。
  • 夫の「不貞行為」への積極性。
  • 不貞行為の期間や回数。
  • 浮気相手を妊娠させた、または出産させたという事実の可否。


慰謝料は夫婦ごとに違うあらゆるケースを考慮した上で金額が決定されます。

一律同じ金額が支払われるわけではありませんので、「相場」として明確に打ち出すことはしていません。

但し、目安としては、およそ100万円~300万円程度の金額で決定されることが多いようです。

なお、不貞行為の慰謝料とは「加害者両方に請求するもの」であることを知っておきましょう。

上に挙げた相場(100万円~300万円)は、夫と浮気相手双方から支払われた額の「合算」です。

「不貞行為の慰謝料問題」証拠は必要?


夫の「不貞行為」が原因で離婚を準備する際は、行動を慎重に、そして計画的に進めることが必要です。

なぜなら、不貞行為の「事実」や「証拠」がなければ、慰謝料が取れる可能性が極めて低いからです。

もしも感情的に夫を責め立てれば、夫は証拠隠滅を図ったり、日々の行動に気をつけるようになることが予測されます。

夫が不貞行為の事実を認めない、また証拠も掴めないとなれば、妻にとっては立場が不利になるばかりです。

個人的に夫との話し合いで慰謝料を支払わせようとしても、金額の折り合いがつかない、話をうやむやにされる等の心配は払拭できません。

しかし、裁判を起こして慰謝料を支払わせるとなれば、夫が配偶者以外の異性と性的関係を持ったという「証拠」を提示する必要があります。

一人で思い悩んでいても八方塞がりになる可能性がありますので、法律事務所や探偵のホームページを見て、裁判に持ち込む方法を知っておきましょう。

まとめ

  • 裁判所は、不貞行為を「相手と肉体関係(性的関係)を持つこと」と定義づけている。
  • 不貞行為の慰謝料請求は夫婦の協議で解決することは難しい。
  • 裁判で慰謝料を請求するためには、不貞行為の明確な「事実」か「証拠」を押さえる必要がある。
  • 不貞行為に対する慰謝料の金額はケースによって様々である。

子供を抱えて新しい生活を送るためには、お金の確保が最も重要な課題となります。

特に専業主婦の場合は、当面を切り抜けるための収入の当てもなく、離婚後の生活が一瞬で窮地に追い込まれる可能性があります。

現在、一人親で子育てをしている世帯のうちの半分は「貧困世帯」であるとの統計も出ています。

慰謝料はもちろんのこと、夫には、子育てのための養育費もしっかり払ってもらうことが必要です。

また、一人親世帯を支えるための「支援制度」もしっかり利用するようにしましょう。

「児童扶養手当」「医療費の助成」「就学支援制度」「住宅手当」「交通費割引制度」等は、条件が当てはまれば利用が可能です。

子供が健やかに幸せに成長していけるよう、利用できるサービスは全て利用し、もらえるお金は全てもらうという意識を持ちましょう。