ほとんどの女性は、信頼関係で成り立つはずの夫婦関係において浮気という裏切り行為は許せないと考えるものです。

特に、新しい命を身ごもり、妻が身体的に大変な思いをしているときの、夫の浮気は言語道断でしょう。

しかし残念ながら、「妻の妊娠中に夫が浮気をする」というケースは珍しいものではないようです。

妊娠中に夫に浮気をされたことで傷ついた女性が、個人的にブログ等でその苦しみを赤裸々に綴っているのも少なからず見受けられます。

子供の誕生を楽しみにしていた幸せな家庭が一転し、離婚を決意する女性もいます。

今回は、妊娠中に夫が浮気をしたことが原因で離婚という道を選んだ場合の留意点や、今後の準備について考えていきます。

妊娠中に夫が浮気!離婚を決意


離婚に向けてはいくつもの準備をする必要があります。

妊娠中の子供以外に、上にも子供がいる場合には、親権を取るか否かという問題もあります。

■妊娠中の女性が離婚に向けて準備すること(例)
  • マイホームの処分と財産分与
  • 親権・養育費の決定
  • 慰謝料問題の解決
  • 新居の確保と引っ越し
  • 戸籍の決定(妻の戸籍を作成するか、両親の戸籍に戻る)
  • 子供の姓(苗字)変更をするか否かの決定
  • 子供の転校手続き
  • 出産準備

但し、妊娠中であることを考えれば、一人であれもこれも背負うことはお勧めできません。

精神的にも肉体的にも変化が出やすいことを考慮すれば、弁護士等の力を借りることを視野に入れるべきでしょう。

また、出産後の育児の問題もありますので、離婚後の住まいは実家にするという方法も考えてみましょう。

一般的にシングルマザーは妊娠していない状態であっても、離婚後に実家で暮らす人が多くいます。

約6割のシングルマザーが実家暮らしを選択しているとの統計もあります。

「浮気による離婚問題」親権や養育費はどうなる?


次に親権と養育費の問題について解説します。

日本では約9割の確率で、母親が親権を取っているのが現状です。

子供が生まれた日から今日まで、子供の身のまわりのことを主軸となって面倒を見てきたからというのが大きな理由です。

特に子供が10歳以下の場合は、親権は母親が有利です。

なお、離婚の原因が夫の浮気にあったことと、「養育費」は切り離して考える必要があります。

「養育費」とは飽くまでも子育てに必要なお金を支払ってもらうものであると認識しましょう。

養育費の具体的な金額は、世帯によって違います。

夫の収入(年収)と妻の収入(年収)が明確であれば、「養育費算出表」で目安となる養育費の金額は確認できます。

「養育費」または「養育費算出表」という言葉でインターネット検索してみましょう。

「浮気で離婚」慰謝料を取る方法


■浮気に対する慰謝料の基本知識
  • 浮気は正確には「不貞行為」という。
  • 不貞行為とは配偶者が他の異性と自由意思に基づき、積極的に「性的関係を持った」ことである。
  • 裁判で慰謝料を請求するためには、不貞行為の「事実」または「証拠」が必要となる。
  • 正当な慰謝料を取るためには、個人的な対応では難しい。
  • 不貞行為の慰謝料は、配偶者と浮気相手双方に求めるものである。

仮に妻が夫に対して詰め寄ったところで、夫が浮気を素直に認め、「事実」を証言してくれることはあまり期待できません。

しかし、事実も証拠も押さえていない状態では、慰謝料を取ることは極めて難しくなります。

妊娠中であるご自身の身体のことも考慮し、探偵事務所や弁護士事務所に相談することをお勧めします。

まとめ

  • 「慰謝料」と「養育費」の問題は分けて考えることが必要である。
  • 不貞行為の慰謝料請求には、事実や証拠が必要不可欠となる。
  • 離婚後、母親が親権を取る割合は9割である。
  • 子供が10歳以下の場合は親権は母親が有利とされている。
  • 離婚後の住まいとして実家を選択するシングルマザーは半数以上いる。

離婚後、シングルマザーを最も苦しめるのは貧困問題です。

現在、一人親世帯のうちの半分が貧困による生活苦を抱えています。

特に、これから出産の予定があることを考えると、働きたくとも働けない期間が長いことが想定できます。

妊娠・出産・育児を抱えながらの慰謝料問題を解決し、離婚後の生活も一人で抱えていくというのはリスクが高いと言えます。

プロにお願いできることはプロにお願いし、住まいや育児等については実家を頼るという方法も考えていきましょう。