2005年に放送されたテレビドラマ「熟年離婚」で一般的になった熟年離婚。

熟年離婚をするためにはどのような準備が必要なのでしょうか?

ここでは熟年離婚に向けた流れとその準備えお解説していきます、

熟年離婚をしたい主婦が増えている


熟年離婚は、一般的に50歳以上の夫婦の離婚の事を言いますが、40年前に比べて熟年離婚は約10倍に増えています。

50歳以上と言えば、昭和生まれですが、この時代に結婚した夫婦の中には亭主関白タイプの夫が多く、熟年になって妻の我慢が限界に達するケースが多いようです。

また、熟年離婚の増加に拍車をかけたのが、平成19年4月1日に始まった「年金分割制度」です。

この制度は夫か妻が厚生年金や共済年金に加入していた際に、主婦や主夫、パート勤務などで第3号被保険者として配偶者に扶養されていた場合でも、離婚時に自分が加入していた国民年金(基礎年金)以外に配偶者が加入していた厚生年金や共済年金の最大半額を分割して受け取ることができる制度です。

この年金分割制度のおかげで、夫に扶養されていた妻に老後の年金生活への不安が少なくなり、熟年離婚が増えているのです。

熟年離婚を行うまでの流れ


熟年離婚と言っても、離婚に至るまでの流れは一般の離婚と変わりはありません。

以下に熟年離婚を行う時の流れを説明していきます。

熟年離婚を行うためには、まず夫婦間で離婚について話し合う必要があります。

この話し合いの際に、熟年離婚問題に詳しい弁護士を代理人として立てることで、弁護士費用は必要になりますが、夫との熟年離婚についての話し合いがスムーズかつ有利に進みます。

この話し合いによる離婚を協議離婚と呼びます。

協議離婚によって熟年離婚が成立した場合には、離婚協議書を作成し、公正証書にしておくと良いでしょう。

話し合いがまとまらず、協議離婚ができない場合には、家庭裁判所に離婚調停の申し立てを行うことになります。

この離婚調停による離婚を調停離婚と言います。

離婚調停が不調に終わるり、調停離婚が成立しなかった場合には、最終的には裁判によって離婚の可否が決められることになります。

裁判所の決定により成立する離婚を裁判離婚と言います。

熟年離婚を行うためにはどのような準備が必要か?


妻が長年夫の家庭に対する無関心や暴力、経済的な厳しいししめつけなど、ドメスティックバイオレンスやそれに準じる行為があった場合には、慰謝料を請求することができます。

そのためには、そのような行為を第三者にきちんと証明できる証拠が必要なので、できる限り証拠を集め、有利に熟年離婚を進められるようにしましょう。

また、離婚後の住まいや、仕事の確保も必要になってきます。

それ以外に注意すべきことは、年金分割制度についてしっかりと勉強しておくことです。

離婚すれば自動的に現在、または将来もらえる年金が夫から分割されて支給されるわけではありません。

離婚後2年以内に年金の分割を請求しなければ、その権利を失ってしまいます。

主婦が熟年になって離婚する場合には、安定した職を得ることはかなり難しいので、熟年離婚を行う前に、なるべく金銭面の不安を無くしてから離婚に臨むようにしましょう。

まとめ

  • 熟年離婚は年金分割制度が実施されてから増えている
  • 熟年離婚の流れは一般の離婚と同じ
  • 主婦の熟年離婚は経済定期に困窮することが多いので、離婚前にしっかりと準備をしておく

ここでは、熟年離婚とその流れ、必要な準備について説明してきました。

熟年離婚は特に妻にとって経済的困窮をもたらす可能性が高いので、慰謝料や財産分与、年金分割制度についてきちんと勉強してから、熟年離婚を実行することをおすすめします。