
彼はアルバイトとして生活費を稼ぎにきていた学生で、その当時はこの男性と結婚するとは夢にも思っていませんでしたが、知り合って一年後に付き合い始め、そこから8年お付き合いしてから結婚しました。
お別れするまでの長い年月
彼が就職し、生活が落ち着いたら結婚しようと話していて、就職してから三年後に結婚しました。真面目な性格で、慣れない接客の仕事に加え上司との折り合いが上手くいかない事から、就職してから三年後に仕事を辞める事になり、私たちの結婚は彼が無職になってからする事になったのです。
それでも若かった事もあり、好きな人といる事が何より大事な事だと思い込んでいましたので、私が働く事で結婚生活を維持していました。
そろそろ貯蓄がなくなりそうな時に旦那の再就職先が決まりましたが、再就職先の給与が低い事もあり子供を授かる事が出来ず、それまでの忙しさや精神的な疲労から私自身の体調を崩し始めてしまったのです。
そんな時でも私の体調よりも自分のお小遣いだけを心配し続ける旦那に愛想が尽き、お付き合いから10年の年月を経て、お別れする決意をしました。
離婚届を提出するまではあっという間
離婚するという私の決意は揺るぎないもので、彼も薄々気付いていて罪悪感があったからか、話し合いもあっという間に決まりました。私達には子供がおらず、特に浮気をしていたわけでもなく、嫌いになって別れるわけではなかった事から、話し合いはとてもスムーズに進んだのです。
まるで彼氏彼女が別れるような感覚でしたので、離婚したような自覚は当時は全くありませんでした。
離婚届も二人で出しに行き、良い経験をさせてもらったと話しながら帰りました。
どうしても譲れないもの
私には、結婚生活をおくる上でどうしれも譲れないものがあります。それはお互いの存在を何よりも大切に思い、大事にしていく事です。
一見すると当たり前の事のように思えますが、私たちの結婚生活にはそれが一番欠けていて、彼とのお付き合いが10年も続いていた事も決定打となりました。
女性は子供を生む為にはリミットがあり、いつまでも待っていられない焦りもあります。
子供が大好きだった事もあり、家庭を持つ事よりも自分のお小遣いが最優先の彼に限界を感じてしまったのです。