
夫は会社に勤めていた時の上司で、実家を継ぐ為に先に退職して故郷に帰っていました。
地方だったので私が後から追い駆けていく形になりましたが、結局その土地になじめずに終わりました。
元夫の離婚を決意した理由
夫は非常に真面目な人でした。実家を継ぐと言った時には驚きましたが、その勢いで急に盛り上がってしまい、殆ど交際期間もなく結婚を決意してしまいました。
いざ地方に住むことになった時に、私の趣味であるバンド活動を認めてくれませんでした。
「そんなことは諦めて文化センターで料理でも習えば」と言われた為に、一気に夫への愛情が冷めてしまいました。
ただでさえ今までとは遠くはなれた見知らぬ地方で過ごさなければならないのに、趣味まで禁止されて辛くなり、離婚を決意したのです。
両親の激しい反対に遭い
元夫は実家の商売を継いだので、当然夫の両親とは一緒に住んでいました。彼が私よりも12歳年上だった為に、毎日の様に「とにかく早く子供を産んでほしい」と言われていました。
最初は離婚ではなく「実家に帰りたい」と言っのですが、義両親に激しく反対されました。
子供ができれば夫婦と言うのは変わるものだから、それまで我慢するべきと言われました。
しかし子供ができてからでは余計に離婚しづらくなると思い、義両親が猛反対する中、家を出ることにしたのです。
慰謝料を請求されるかと心配したものの無事に済んだこと
理由はどうであれ私から一方的に家を出て離婚をしたいと言い出したので、訴えられても損害賠償を請求されても仕方ないと思っていました。しかし幸い義両親も夫と私が年が離れていたことから可哀相に思ったのか、裁判沙汰にはしませんでした。
夫とは私が実家に帰ってから一度直接話し合いをしました。
非常に怒っている様子でしたが、私はどんなに罵倒されても離婚しようと思っていたので、ひたすら謝罪して通しました。
最後には夫も根負けして離婚を承諾した形になりました。