ある調査によると、日本では実に半数以上の夫婦がセックスレス状態にあるようです。

忙しい生活スタイルや不倫文化の発達などによって今でも増え続けているとのこと。

お互いが納得しているならいいですが、片方がしたいのに拒否される状況は、健全ではありません。

この記事では、セックスレスが原因での離婚は認められるのか、慰謝料は請求できるのか、また養育費はどうなるのかといった疑問を解決していきます。

セックスレスは離婚の理由になる!


法律ではっきりと書かれているわけではありませんが、セックスは夫婦としての義務と考えられています。

民法第770条によれば、

  • 配偶者に不貞な行為があったとき
  • 配偶者から悪意で遺棄されたとき
  • 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき
  • 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき
  • その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

  • に離婚の訴えを起こすことができます。

    セックスレスはこの5番目に該当するんですね。

    セックスがしたいのに配偶者が応じてくれない場合、結婚していると他の人に走るわけにも行かず、不当に我慢を強いられることになります。

    性欲は人間の三大欲求の1つですから、それが今後改善される事がないと考えれば、離婚する理由として十分でしょう。

    ちなみに、カップルごとに状況が違うものなので絶対というものはありませんが、セックスレスの目安は1か月に1度以下だと言われています。

    ただし、高齢や両者が納得していた場合など、自然なセックスレスは離婚の理由になりません。

    セックスレス理由での離婚で慰謝料は請求できるの?


    結婚しているカップルの片方がセックスを求めた時に、正当な理由なしに拒否し続けるのは、夫婦の義務を怠っている、と考えられます。

    なんとなく話しにくい話題でもあるので、セックスレスを理由に慰謝料請求する考えが及ばない人も多いかもしれませんね。

    でもきちんと証明できればしっかり慰謝料が認められます。

    相場は、100~300万円だと言われています。

    結構額があるように感じますが、セックスレスによって心に受けたダメージを考えると妥当でしょう。

    慰謝料の支払い額は、結婚の期間・セックスレスの程度・相手の経済力など、いろいろな項目を考慮して決定されます。

    特に額が大きくなるのは、結婚後に即セックスレスになったり、レスの期間が長かったり、DVやモラハラ・浮気といったその他の要素が絡んでいたりする場合です。

    セックスレスでの離婚で養育費はもらえるの?


    結論から先に言うと、セックスレスでの離婚でも養育費はもらえます

    そもそも、養育費は子供の権利です。

    離婚の理由に関係なく、親権を取らなかった方が親権を持つ方に支払う義務があるんです。

    協議離婚(裁判などをしない、夫婦間の話し合いでの離婚)なら、1万だろうが100万だろうが、お互いが納得した額の養育費を受け取ることが出来ます。

    調停や裁判などの場合は、離婚理由には関係なく、既にある慰謝料の算定表を使って、相場の額の支払い命令が下ることになります。

    ここで言う相場は、一般的な年収500万程度の夫なら、4~6万と言われています。

    あまり多くても途中で支払いが滞ったりして本末転倒だと考えられているため、このように算定表にそった養育費の決定が行われているそうですよ。

    まとめ

    • 片方が拒否する形のセックスレスは離婚の理由となる
    • 慰謝料も認められ、相場は100~300万
    • 養育費も普通の離婚と同じように認められる

    夫婦である男女間においては、「不貞行為」はご法度です。

    それなのに唯一の相手である夫に拒否をされてしまっては、人間としてまっとうな欲求の解消が出来ない状態に置かれるという事。

    これは十分に離婚の理由として認められます。

    話し合いでレスが解決できたらいいですが、理性の問題ではないので、そう簡単にはいかないですよね。

    きちんと自分の気持ちを主張して慰謝料を受け取り、新しい人生に一歩、踏み出してくださいね。