数々の悩みを払拭し、家庭裁判所での調停が終われば、離婚準備も一段落です。

離婚の条件が整い、将来が具体的に見えるようになれば、いよいよ本格的な生活の準備が始まります。

子供を複数抱えて離婚する場合は、準備項目も多岐にわたり、不安が募るのではないでしょうか。

今回は、離婚の進め方のうち、特に「手続き」に焦点を当ててご説明します。

離婚届の提出先や、必要書類等についても解説しますので、参考にしましょう。

調停離婚でも離婚届は出すの?


調停で離婚内容が定まることを「調停成立」といいます。

調停が成立した夫婦は速やかに「離婚届」を役所に提出しなければなりません。

また「調停成立」から10日以内に離婚届を出さなければ、罰金が課せられることを知っておきましょう。

ようやく問題が片付き離婚という段になって、罰金の請求が来れば、争いの再燃になりかねません。

では、「離婚届」はどこの役所に提出すれば良いのでしょうか。

法務省の離婚届の案内は、「届出人の本籍地又は所在地の市役所、区役所又は町村役場」とあります。

では、所在地とはどこかというと、「本人がいる場所」ということになります。

離婚届を提出する本人が旅先にいれば、そこが「所在地」であり、実家にいればそこが「所在地」なのです。

別居先や実家から、何が何でも住民票を登録している役所に行くという必要はありませんので、覚えておきましょう。

「離婚届」を提出するときに必要な書類


ここでは離婚届を役所に提出する際、必要な持参物について見ていきます。

協議で離婚する場合には、必要書類は「離婚届」のみであり、運転免許証等の身分証明書を持参すれば受理されます。

しかし、「調停離婚」である場合は必要書類がいくつもあります。

一般的な必要持参物も含め、「調停離婚」の人が離婚届を出す場合に必要な物を以下にまとめます。

■「調停離婚」で離婚届を提出するときに必要な物
  • 必要事項を記入した離婚届
  • 身分証明書
  • 印鑑(調停申立人の物)
  • 調停調書の謄本(調停成立後に取得する)
  • 戸籍謄本(本籍と現住所が違う場合)

協議離婚のように、離婚届と身分証明書さえあれば離婚成立とはなりませんので、注意しましょう。

また、本籍と現住所が違う市区町村にある場合は、「戸籍謄本」が必要となります。

離婚届の提出と様々な手続き


「離婚届」が役所で受理されれば、正式に離婚が成立します。

しかしながら、シングルマザーになった場合は、ここからさらにいくつもの手続きに追われることになります。

以下に必要となる手続きをまとめておきますので、参考にしましょう。

■シングルマザーの必要手続き(例)
  • 自分の戸籍を作成するか、両親の戸籍に戻る手続き
  • 子供の姓名(苗字)変更の申請(家庭裁判所)
  • 子供を自分の戸籍に「入籍させる」手続き
  • 健康保険証発行の手続き
  • 子供の転校手続き

子供の苗字の変更は、先に家庭裁判所に申請を出す必要があることを知っておきましょう。

まとめ

  • 調停が成立したら10日以内に離婚届を提出しなければならない。
  • 調停離婚と協議離婚では、離婚届提出時の「持参物」が違う。
  • 現住所と本籍が違う場合、調停後に離婚届を出す際、戸籍謄本が必要となる。
  • 「調停調書」は調停成立後に作成してもらう。

調停成立後に離婚届を提出する際の「必要持参物」でご紹介した通り、現住所と本籍が違う場合は「戸籍謄本」が必要です。

戸籍謄本は本籍を置いている役所に出向かい、発行してもらいます。

本籍が遠方にある場合は「郵送」をお願いすることもできます。

但し、戸籍謄本を郵送してもらう場合には、手元に届くまでに1~2週間の時間がかかります。

しかし、離婚届は調停成立後「10日以内に提出しなければならない」ことになっていますので、注意が必要です。

期限内に確実に送ってもらうためにも、離婚調停中であっても、先に戸籍謄本を郵送してもらうことを視野に入れておきましょう。