離婚裁判の第1回目の期日が近づいてくると、様々なことが気になってくるものです。

電車やバスの時刻、当日の子供の預け先、持ち物等、準備に追われます。

また、家庭裁判所への出廷となると、どんな服装で行くのが相応しいのかという迷いが生じるものです。

誰かに相談したくとも、まわりに裁判所に入ったことのある人はそんなにはいませんね。

今回は、離婚裁判における服装や身だしなみを取り上げます。

どんな格好で裁判に臨めば良いかという不安を取り除き、少しでも緊張を和らげていきましょう。

「離婚裁判」女性の服装に関する留意点


家庭裁判所という特殊な場所に入るとき、どんな服装で行けば良いのでしょうか。

ここでは、服装を考える際に押さえておきたいポイントから見てみましょう。

■裁判での服装を考えるためのポイント
  • 原告と被告は仕事をするという立場ではない。
  • 裁判官・職員、弁護士は仕事をする立場である。
  • まわりはスーツや制服の人が多い。
  • フォーマルな場ではないが厳粛な雰囲気ではある。

離婚裁判は、冠婚葬祭のようにフォーマルな場ではありません。

また、原告(訴えた人)と被告(訴えられた人)は裁判所に仕事をするために行くわけではありません。

つまり一般人という立場ですので、フォーマルスーツやビジネススーツを着用しなければならないということはありません。

常識的な範ちゅうで、服選びをすれば良いでしょう。

但し、原告と被告に関わる裁判所の職員や裁判官は、制服もしくはスーツを着用しています。

まわりが正装していることを考えると、それに応じた服装を心がけることは、好印象につながります。

また、裁判において少しでも自分に有利な状況を作りたいと考えていれば、夫がばっちりスーツで現れることは充分考えられます。

裁判に携わる人々に会った瞬間、妻よりも夫の方が印象が良いということのないようにしたいですね。

「離婚裁判」女性の身だしなみについて


離婚裁判は、今後の夫婦の人生を決定づける重要な場です。

最も忘れてはならないのが、裁判とは相手との勝敗を決める場であるということです。

裁判官は原告と被告の「勝敗を決める」人ですので、常にそういう目で見ていると考えた方が良いでしょう。

仮に、裁判で「親権の取り合い」や「養育費の請求」をする場合は、その勝負に勝つために身だしなみまでしっかり整えるべきです。

華美な服装、高級腕時計、ネイリストにお願いしたような爪で現れると、まわりが受ける心象は悪くなります。

まわりは、「子育てに相応しい母親なのか」「しっかりとした養育費を夫に払わせる必要があるか」という視点で妻を見るからです。

弁護士や夫を含め、裁判に来る人は全員が黒かグレー、または紺色を基調とした服装で現れるはずです。

裁判には、バッグや時計等も含めてシックな装いで行くのが無難でしょう。

「離婚裁判における話し方は?


家庭裁判所という慣れない環境では、かなり緊張することを予測しておいた方が良いでしょう。

裁判が始まる以前に、訴状を書いたり提出したりする段階でも緊張する人は大勢います。

裁判では「話し方」までも意識すると、ますます緊張に拍車がかかることになります。

裁判官も弁護士も、話し方よりも「話の内容」を注意深く聞いていますので、「正確な内容を話す」ことに集中しましょう。

なお、まわりに与える印象を悪くするような話し方や態度は避ける必要があるので、その点に関しては以下を参考にしてください。

■離婚裁判での話し方と態度のNG例
  • 椅子にもたれかかる、腕を組む等の「横柄な」態度。
  • 話を聞いていない、あくびをする等の「やる気のない」態度。
  • 夫や相手側の弁護士に対し、感情的なものの言い方をする。
  • 怒鳴る、命令する、投げやりになる。
  • 夫や相手側の弁護士を睨みつける。

まとめ

  • 原告や被告の服装は決められていない。
  • 服装や身だしなみは常識的なもので良い。
  • 裁判官等が受ける心象を良くするためにも、華美な物は避けた方が無難である。
  • 裁判では、まわりに悪い印象を与えない態度や話し方を意識する。

家庭裁判所の廊下やロビー等で時間を潰す際、夫も同じ場所にいる可能性が高いことが予想されます。

弁護士と共に出廷すれば緊張感は和らぎますので、事前に弁護士とどこかで待ち合わせをした上で裁判所に足を踏み入れることをお勧めします。

なお、裁判ではこれまでの夫婦関係の「事実」を次々と訊かれることになります。

喧嘩をして家を飛び出したことがあれば、それはいつのことか、何回位そういうことがあったのか等という質問を受けることになります。

また、夫婦間において性交渉はあるのかないのか、なければいつから途切れたかといった、踏み込んだことまで徹底的に訊かれます。

裁判とは話し合いの場ではなく、勝負をする場であることを改めて認識し、相当の覚悟をして臨む姿勢が必要です。